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地図
大隅半島へ
今回は鹿児島県の旅です。鹿児島県は東の大隅半島(おおすみはんとう)と西の薩摩半島に分かれ、試験上は薩摩半島が重要です。
まずは大隅半島から旅してみましょう。大隅半島で重要な名所は桜島と佐多岬です。桜島は言わずと知れた鹿児島のシンボルです。桜島は島ではなく、大隅半島と陸続きの火山です。南岸には古里温泉(ふるさとおんせん)があります。佐多岬は大隅半島の先端に位置します。愛媛県の「佐田岬」と混同しないようにしましょう。
鹿児島市へ
続いて対岸の薩摩半島の鹿児島市へ行く前に、宮崎県との境にある霧島温泉郷に回りましょう。宮崎県境の韓国岳(からくにだけ)の南麓に位置し、近くに霧島神宮があります。
温泉を楽しんだあとは、鹿児島市に行ってみましょう。錦江湾(きんこうわん)の向こうに桜島を望む仙厳園(せんがんえん)は、錦江湾と桜島を借景にした庭園で、「磯庭園」とも呼ばれます(表題写真)。世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」の構成資産でもあります。また、隣には尚古集成館(しょうこしゅうせいかん)があり、島津家の資料を展示しています。
11月にはおはら祭が行われ、おはら節が唄われます。また、和菓子のかるかん、さつま揚げ、豚骨料理、薩摩焼が有名です。
長崎鼻へ
薩摩半島をさらに南下します。「薩摩の小京都」と呼ばれる知覧(ちらん)があります。武家屋敷と特攻平和会館が有名です。砂蒸し風呂で有名な指宿温泉(いぶすきおんせん)も人気です。また、淡水湖の池田湖とそこから眺める開聞岳(薩摩富士)も絶景です。薩摩半島の最南端は長崎鼻(ながさきばな)と呼ばれています。なお、九州地方では、岬を「鼻」と表現する地名が多く見られるようです。
離島へ
九州本土から離れ、離島に行ってみましょう。世界自然遺産の屋久島は、アカウミガメの産卵で知られる永田浜、最高峰の宮之浦岳、屋久島のシンボルである屋久杉が有名です。鉄砲が伝来した種子島は、宇宙センターが有名です。奄美大島は大島紬(おおしまつむぎ)やあやまる岬が有名です。九州最南端の与論島は、干潮時に姿を表す百合ヶ浜や、毎年3月に開催されるヨロンマラソンが有名です。