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国内旅行業務取扱管理者試験国内地理|神奈川県の解説

芦ノ湖

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神奈川県

横浜から三浦半島へ

今回は神奈川県の旅です。まずは県庁所在地の横浜からスタートしましょう。横浜は言わずも知れた港町です。横浜に行ったらまずはみなとみらい21から山下公園に向かって行ってみましょう。ランドマークタワー、赤レンガ倉庫、氷川丸、大さん橋など、港町横浜を代表する名勝を楽しむことができます。首都高速が走る横浜ベイブリッジも眺めることができます。次にお腹がすいたら中華街に行ってみましょう。本場の中華料理屋がひしめきあっています。お腹いっぱいになったら山の上に登ってみましょう。外国人墓地が広がっています。さらに、足をのばして三渓園(さんけいえん)にも行ってみましょう。美しい日本庭園が広がっています。

みなとみらい21みなとみらい21

横浜を楽しんだら、JR横須賀線で「古都」鎌倉に行ってみましょう。鎌倉幕府が置かれた地で、数多くの寺院が存在します。重要なのは、鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)、円覚寺(えんかくじ)、建長寺(けんちょうじ)、大仏のある高徳院です。いずれも日本史で習う寺院です。鶴岡八幡宮は、源頼朝が由比ヶ浜から移し、鎌倉の街づくりの中心となった鎌倉幕府の宗社です。円覚寺は国宝の舎利殿(しゃりでん)が有名です。建長寺は北条時頼が創建した寺で、「けんちん汁」の語源にもなっています。高徳院鎌倉大仏が人気です。

鎌倉大仏鎌倉大仏(高徳院)

鎌倉駅からは人気の江ノ島電鉄が出ています。江ノ島片瀬海岸から橋で行くことができ、江島神社新江ノ島水族館が人気です。

JR横須賀線を南下すると、三浦半島に行くことができます。並行して走る京浜急行からは、観音崎(かんのんざき)や城ヶ島(じょうがしま)に行くことができます。

城ケ崎三浦半島の先端 城ケ崎

小田原から箱根へ

JR横須賀線を大船駅まで戻り、JR東海道本線で小田原まで行きます。小田原小田原城がシンボルで、箱根への玄関口です。正月に行われる箱根駅伝では、小田原から箱根の芦ノ湖(表題写真)まで山登りが続きます。その山登りを助けるのが箱根登山鉄道です。小田原駅~箱根湯本駅は通常の鉄道、箱根湯本駅~強羅駅は登山鉄道、強羅駅~早雲山駅までがケーブルカーです。さらに、早雲山~大涌谷~芦ノ湖はロープウェイで降りることができ、芦ノ湖を海賊船を横断し、バスで箱根湯本駅まで戻ってくることができます。

箱根登山鉄道「あじさい電車」の愛称を持つ箱根登山鉄道

では箱根の見どころを紹介します。箱根一帯は温泉に恵まれ、箱根温泉郷と呼ばれます。箱根登山鉄道沿いに箱根湯本温泉宮ノ下温泉強羅温泉(ごうらおんせん)があります。また、ススキの群生が見られる仙石原(せんごくはら)にも仙石原温泉があります。なお、仙石原はアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の舞台となった地です。箱根登山鉄道沿いには、箱根の代名詞、彫刻の森美術館があります。野外美術館として、広い園内に彫刻が並んでいます。ロープウェイの途中駅である大涌谷(おおわくだに)は、火山の河口で、もくもくと蒸気が沸いています。蒸気で蒸した「黒たまご」が名物です。芦ノ湖沿いには東海道の難所、箱根関所跡があります。現在は当時の様子を再現したテーマパークとなっています。「入り鉄砲に出女」の様子が分かります。

大涌谷大涌谷(箱根)

箱根では11月に箱根大名行列が行われます。また、箱根寄木細工が特産品です。

芦ノ湖から南に降りると、湯河原温泉(ゆがわらおんせん)に行くことができます。万葉集にも登場する歴史のある温泉です。なお、JR東海道本線の湯河原駅は隣駅が静岡県の熱海駅ですので、所在する県を間違わないようにしましょう。

湯河原と熱海
湯河原温泉=神奈川県湯河原町
熱海温泉=静岡県熱海市