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国内旅行業務取扱管理者試験国内地理|香川県の解説

栗林公園

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地図

香川県

瀬戸大橋から高松へ

香川県へは、航空機のほか、岡山から瀬戸大橋を渡ってアクセスするのが一般的です。今回は、JR瀬戸大橋線で岡山県の児島から香川県の坂出に入ります。

JR予讃線の高松駅で下車します。県庁所在地の高松には、回遊式大名庭園の栗林公園(りつりんこうえん)があります(表題写真)。また、源平の古戦場である屋島(やしま)もあります。なお、屋島は島ではなく、四国と陸続きです。

高松港からは、フェリーで小豆島(しょうどしま)に行くことができます。小豆島は壷井栄『二十四の瞳』の舞台となった島で、壷井栄文学館のほか、紅葉の名所でロープウェイが人気の寒霞渓(かんかけい)が有名です。また、小豆島はオリーブ発祥の地としても知られています。

寒霞渓(小豆島)寒霞渓(小豆島)

金刀比羅宮へ

今度はJR予讃線を西に進み、「こんぴらさん」こと金刀比羅宮を目指します。

丸亀市には「讃岐富士」と呼ばれる飯野山があります。きれいな三角形をした山で、香川特有の景色です。例えるなら、スーパーマリオブラザーズの背景の山でしょうか。讃岐平野にはこのような山がいくつもあります。丸亀駅からは、「蓬莱城(ほうらいじょう)」とも呼ばれる丸亀城に行くことができます。また、丸亀は丸亀うちわが名産です。

飯野山飯野山(讃岐富士)

多度津駅からJR土讃線で南下し、善通寺駅(ぜんつうじえき)で下車します。善通寺は四国霊場第七十五番札所で、空海の生誕の地です。

JR土讃線をさらに南下し、琴平駅(ことひらえき)で下車します。「こんぴらさん」として親しまれる金刀比羅宮(ことひらぐう)があります。民謡「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」でも知られる海の神様です。長い石段を杖をついて登る姿が名物です。門前町には、日本最古の芝居小屋の金丸座があります。

金毘羅山金刀比羅宮の階段

金刀比羅宮の南東側には日本最大のため池で空海が改修したといわれる、満濃池(まんのういけ)があります。

最後に再びJR予讃線に戻り、観音寺駅で下車します。海岸には琴弾公園(ことひきこうえん)があります。白砂に描かれた寛永通宝の銭型砂絵で知られています。

ここから先は愛媛県に入りますので、今回の旅はこれにて終了です。香川県は「うどん県」というキャッチコピーのもと、讃岐うどんをPRしています。うどん以外にも楽しめる香川県にぜひ行ってみてはいかがでしょうか。