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地図
盛岡駅から秋田新幹線こまちで秋田駅へ
今回は秋田県の旅です。秋田県へは秋田新幹線でアクセスするのが定番です。まずは盛岡駅から秋田新幹線に乗ることにしましょう。
秋田新幹線はJR田沢湖線の線路を走るいわゆる「ミニ新幹線」です。まずは盛岡駅から2つ目の田沢湖駅で下車しましょう。田沢湖は水深日本一の湖で、金色の「たつこ像」が有名です(タイトル画像)。田沢湖周辺は温泉が充実しています。
- 乳頭温泉
- 玉川温泉
- 後生掛温泉
- 湯瀬温泉
が重要です。乳頭温泉(にゅうとうおんせん)は乳頭山麓に位置する温泉郷で、十種類以上の源泉があります。乳頭温泉に行ったらまず湯めぐり帖をもらいましょう。7つの温泉に入ることができます。乳頭温泉湯めぐり号で移動すればラクラクです。次に玉川温泉に行ってみましょう。玉川温泉はpH1.2と強酸性の温泉では日本一です。心して入りましょう。玉川温泉の近くには、後生掛温泉(ごしょがけおんせん)があります。八幡平(はちまんたい)アスピーテライン沿いに湯煙を上げる一軒宿で、名物「箱蒸し」が人気です。さらに北上すると湯瀬温泉(ゆぜおんせん)があります。湯瀬温泉では名物「きりたんぽ鍋」を楽しむことができます。これらの温泉は、十和田・八幡平国立公園に位置します。
十和田湖、奥入瀬渓流、八甲田山
八幡平、岩手山、蔦温泉
酸ヶ湯温泉、乳頭温泉郷、後生掛温泉、玉川温泉
JR田沢湖駅から車で20分南下すると、抱返り渓谷(だきがえりけいこく)があります。東北の耶馬渓と称され、両岸の原生林と岸壁にかかる滝や独特の青い渓流がとても美しく、新緑と紅葉の名所です。ちなみに耶馬渓(やばけい)は大分県中津市にあります。
抱返り渓谷から車で15分で角館(かくのだて)に着きます。角館は桜の名所です。満開の時期がゴールデンウィークに重なることから、関東地方から多くの観光客でにぎわいます。角館といえば、武家屋敷群が人気です。江戸時代にタイムスリップした気分が味わえます。秋田県に行ったらぜひ行ってみたいスポットですね。
秋田新幹線沿線の名所をおさらいしましょう。
- 田沢湖とその周辺の温泉(乳頭温泉・玉川温泉・後生掛温泉・湯瀬温泉)
- 抱返り温泉
- 角館(武家屋敷群)
JR奥羽本線の旅
JR奥羽本線(おううほんせん)は福島と青森を結ぶ路線です。出羽国(でわのくに、現在の山形県と秋田県)と陸奥国(むつのくに、現在の青森県)を通るので「奥羽(おうう)」です。奥羽本線は海岸線を通りません。秋田県と山形県の県境には鳥海山(ちょうかいさん)がそびえたっており、JR奥羽本線はその東側を通っています。ちなみに、西側(日本海側)を通るのは、秋田と新潟を結ぶJR羽越本線(うえつほんせん)です。鳥海山は両側を見ることができるのです。
さて、JR奥羽本線は竿灯まつり(かんとうまつり、8月)で有名な秋田駅を北上します。車窓から八郎潟干拓地が見えます。八郎潟干拓地は、食糧不足を解消するために、昭和31年から2年間かけて、以前琵琶湖に次ぐ日本第2位の面積を誇った湖を干拓した世紀の大事業です。今も一部が調整池として残されています。
男鹿半島で「なまはげ」と出会おう
八郎潟干拓地の西側は「なまはげ」で有名な男鹿半島(おがはんとう)があります。男鹿半島の見どころは
- なまはげ(12月)
- 寒風山
- 入道崎
- ゴジラ岩
- 男鹿温泉
があります。寒風山(かんぷうさん)は芝生が一面にひろがっており、パラグライダーが人気です。入道崎(にゅうどうざき)は男鹿半島の北端で、北緯40度に位置しています。ちなみに岩手県の北緯40度は黒埼灯台(くろさきとうだい)でしたね。最近はゴジラ岩も人気です。まさにインスタ映え必至です。男鹿半島観光のクライマックスは男鹿温泉です。湯舟になまはげのお面があって、なまはげを堪能できます。
青森県・岩手県の境、十和田湖へ
JR奥羽本線は大館を北上します。秋田観光は十和田湖で締めることにしましょう。秋田県側から十和田湖に向かうと、発荷峠(はっかとうげ)から十和田湖を一望することができます。最高のビューポイントとして人気です。
以上、今回は秋田県を旅してきました。東北はやはり温泉天国ですね。田沢湖~八幡平~十和田湖は特に温泉が多いです。また、男鹿半島も「なまはげ」以外にも見どころがありました。春の角館、秋の抱返り渓谷。冬には横手のかまくらも人気です。また別の季節に秋田県に行ってみたいですね。