2023年、中川美優、宮内凛、松下玲緒菜が卒業しました。初期メンバーの中川美優、藤川千愛、宮内凛、藤咲真有香、宮内凛、松下玲緒菜が全員卒業し、まねきケチャの物語は一旦終結しました。
今後は、現メンバーの篠原葵と森ふう花に加え、新規加入メンバーによる新体制のもと、生まれ変わることになります。
このブログにおいても、今回の記事をもって、一旦終結します。最後にこれまで印象的だったライブやイベントを振り返り、締めくくりたいと思います。
コンテンツ
スポンサーリンク
まねきケチャとの出会い
私がまねきケチャを初めて見たのは、2017年8月27日に横浜アリーナで開催された@JAM EXPO 2017でした。
当時、AKBチーム8を目当てで見に行ったのですが、その前に登場したのがまねきケチャでした。初めて見たのではっきりと覚えていませんが、セトリは『冗談じゃないね』『タイムマシン』『きみわずらい』だったと思います。
今と比べると現場は(勢いがあるという)いい意味で荒れており、アイドルの対バンに慣れていなかった私は、『冗談じゃないね』での盛り上がりに身の危険を感じたのを覚えています。ガチャガチャとした曲調で、正直苦手なタイプでした。
ところが、2曲目の『タイムマシン』と3曲目の『きみわずらい』で、そのギャップに衝撃を受けます。『タイムマシン』の最後円陣で終わる振りから、『きみわずらい』の最初の藤川千愛と松下玲緒菜の掛け合いに震えました。
その後、youtubeでまねきケチャの楽曲を知り、ハマっていくことなります。
2017年9月17日に渋谷WWWXで開催されたdropとの対バン「 ロマンチックコンポート〜紅の陣〜」がまねき目当ての初現場でした。
2017年9月30日には、戸田競艇場で開催されたイベントに参加しました。距離感の近さが、本格的にまねきケチャを推すきっかけとなりました。
深瀬美桜の加入
その後、ロマンチックコンポートを中心に現場に出向き、毎回違うメンバーとチェキを撮っていました。また、当時は、ステージで古谷完プロデューサーを交え、挨拶を兼ねたトークコーナーがありました。プロデューサーがメンバーを軽くいじりながら近況を報告するこの空気感が好きでした。
長らく続いた4人体制のまねきケチャは、2017年11月22日をもって終わりを迎えます。私が現場に通い始めて初めてまねきケチャに転機を迎えたのが、深瀬美桜の加入です。
最終的には明るいキャラとして活躍した深瀬美桜ですが、最初のころは、ステージ上ではあまり喋れませんでした。
その後、深瀬美桜の参加する楽曲が増えたり、名曲『あたしの残りぜんぶあげる』が初披露されるなど、少しずつ成長を続けます。
スポンサーリンク
TDCでまねきケチャ
当時の最大規模のライブがTDCホールで行われました。ここで日本武道館公演の開催が発表されます。
この日から日本武道館公演までの期間は、私のまねき人生の中で最も濃い半年間でした。そして、それは単なるまねきケチャの成長の物語だけではなく、藤川千愛の活動休止から復帰、卒業発表、卒業までの壮絶な物語でした。
リリースイベント『鏡の中から/あたしの残りぜんぶあげる』
2018年2月から4月までは、怒涛のリリイベラッシュでした。仕事帰りに週の大半をリリイベに費やしました。この期間を通じて、メンバーとの距離が近くなりました。また、資格関係のブログの1コーナーとして運営していたこのブログも、「まねきケチャの妄想日記」として完全に独立したのもこのころです。
藤川千愛の推しになったのもこのリリイベを通じてでした。
ところが、まねきケチャに通い始めて初めての悲劇が起こります。
推しの藤川千愛が突然、体調不良で活動休止となります。twitterのアカウントが「藤川千愛(まねきケチャ)」から「藤川千愛」に変更されるなど、活動辞退の憶測も流れました。それでも何もなかったかのように他の4人でリリイベが行われたり、プロデューサーが表舞台から消えたりするなど、まねきケチャに対する違和感を感じました。私の中では最も苦しかった時期でした。
この「プロデューサーが表舞台から消える」という事態は、2023年3月20日の卒業公演にて中川美優が「どんなに歌のうまいメンバーがいても、かわいくても、やっぱ、大人のね、プロデューサーがいないと結構難しいんだなと思った」「今日は来てないかもしれないけど、一応この世界に誘ってくれたプロデューサー」と発言したとおり、最後までメンバーと隔たりが残ってしまったようです。
さて、幸いにして、藤川千愛の活動休止の期間は長くはありませんでした。復活した宇都宮のリリイベに駆け付けるなど、再び楽しい日々が始まりました。
- まねきケチャ|20180414_リリイベ@ララスクエア宇都宮(1回目)レポ【藤川千愛復活コメント全文掲載】
- まねきケチャ|20180414_リリイベ@ララスクエア宇都宮(2回目)レポ【藤川千愛復活の様子】
- 接触が苦手な私がまねきケチャのリリイベに33回も通い詰めた理由
今思うと一番幸せだった日々
藤川千愛が復活すると、まねきケチャは「最強布陣」となりました。深瀬美桜もパフォーマンスに磨きをかけ、持ち前の歌唱力を発揮するようになってきました。
リリイベが終わると、対バンを始め、ライブの回数が一気に増えました。リリイベに比べると接触の機会は減りましたが、ライブ会場での迫力あるパフォーマンスを見る機会が増え、「楽曲派」の私にとっては、毎日が幸せでした。
平日仕事終わりの空いた対バンの会場で、毎回藤川千愛のポジションの2~3列目でまねきケチャのライブを見る。メンバーからも顔を覚えられ、このブログの存在も知ってくれるようになりました。特典会でも藤川千愛を中心として松下玲緒菜にも参加するなど、今思うと、一番幸せな期間でした。
まねきケチャのパフォーマンスも完成形を見せます。2018年のTIFでは圧巻のパフォーマンスを見せました。
藤川千愛の卒業発表、そして日本武道館公演へ
幸せな時間は、突然終わりを迎えます。
2018年8月25日、藤川千愛が卒業を発表しました。推しの卒業です。ライブ後に泣き崩れるファンの光景が今でも鮮明に残っています。
ここから、日本武道館公演までの期間は、現場を1回1回大切にしました。藤川千愛のいるまねきケチャを目に焼き付けました。
実は、日本武道館公演よりも、2018年8月26日の@JAM EXPO2018(横浜アリーナ)、9月1日のサイサイフェス2018(新木場Studio Coast)、9月9日のノタフェス2018(東武動物公園)の方が印象に残っています。
特に、@JAM EXPO2018とサイサイフェス2018は、個人的に、まねきケチャ史上最高のパフォーマンスを見せたライブでした。
- まねきケチャ|20180826_@JAM EXPO2018@横浜アリーナ
- まねきケチャ|20180901_サイサイフェス2018@新木場Studio Coast
- まねきケチャ|20180909_ノタフェス2018@東武動物公園
また、9月2日の突然のまねきチェキでは、ポイントカードの特典を使い、藤川千愛と松下玲緒菜との3ショットチェキを撮るなど、思い出を作りました。
9月17日の突然のまねきチェキでは、最後の藤川千愛とのチェキ撮影を楽しみました。
そして訪れた2018年9月24日。日本武道館公演。念願の日本武道館公演を成功させ、藤川千愛は卒業しました。
日本武道館公演を終えて
2023年3月20日の卒業公演にて中川美優が「武道館以降の4年間くらいはつらい期間だなと思ってます」と発言したとおり、日本武道館公演後は、かつての勢いが見られなくなってしました。
プロ意識をもった藤川千愛の卒業は、パフォーマンスの低下のみならず、緊張感の欠如をもたらしました。
当然ながら、メンバーやファンも表立っては言わず、それが、中川美優をはじめメンバーやファンを苦しめたのではないでしょうか。
一方で、メンバー間でのわちゃわちゃ感が増し、深瀬美桜のムードメーカーの才能が開花するなど、ファンとメンバーの間では、これまでと変わらずに楽しめたのも事実です。私も、藤川千愛の卒業後もまねきケチャのファンでいられたのも、特典会などを通じてメンバーと何気ない会話をするのが楽しみだったからです。
ただ、それが卒業公演で宮内凛が言った「良くも悪くも「居場所」みたいになっちゃって」という言葉につながったのだと思います。メンバーもファンも居心地が良すぎたのです。
さて、日本武道館公演後10日間の休養を経て、10月4日の対バンから再び4人体制で活動を再開しました。
そして、ホテルでファンとメンバーが食事会をするイベントを行うなど、新たな試みもありました。
篠原葵の加入
2018年12月には篠原葵が加入し、再び5人体制となりました。
2019年1月には再びTDCホールでコンサートを行いました。また、2月9日には両国国技館で披露した『きみわずらい』がNHKで放映されるなど、活躍の場を広げました。
リリースイベント『いつかどこかで/ワンチャンス』
2019年からはリリイベがありました。今回は個人的に2作品目のリリイベだったので、前回の経験を踏まえ、より満足するレギュレーションを狙いにいきました。動画のほか、似顔絵、ショッピングやプリクラなど、思い出が増えました。
2019年は100回以上の現場
2019年はリリイベを含め106回の現場に参加しました。最も現場に通った年でした。平日対バンを中心に、まねき現場に通う。そう、これが「居場所」でした。
2018年よりも多くの現場に行ったはずですが、「居場所」であるがゆえに、印象に残った現場は2018年よりも少なく感じました。
松下玲緒菜の活動休止や声帯結節など、ショッキングな出来事も多くありましたが、やはり、日本武道館公演後の目標が示せなかったことが気持ちを熱くできなかった理由だと思います。
個人的に2019年の最も印象に残ったイベントは、調布市の布多天神社で行われたゲゲゲの鬼太郎のイベントでした。子ども向けのイベントということで、私も子どもを連れていき、メンバーとハイタッチをしました。
このイベントはリリイベも兼ねていました。子どもを私と松下玲緒菜の2人で抱え、他のメンバーが後ろに並ぶという貴重なワイドチェキをマネージャーが撮ってくれました。日本武道館公演前の藤川千愛と松下玲緒菜との3ショットチェキと並び、最も大切にするチェキとなりました。
また、子どもがチョロチョロ走り回る姿をメンバーが見ており、少し注目を浴びたのも貴重な経験でした。
現場からの離脱
2020年はLINE CUBEでの大箱ライブから始まりました。
1月15日のLOFT de まねきケチャでは、ファン投票によるセトリが組まれ、神セトリとなりました。
その後も、平日対バンを中心に現場に通いました。2月6日のバシフェスでは、小日向麻衣・深瀬美桜・高梨螢のコレットプロモーション3人組による『夜明け Brand New Days』が感動的でした。
3月に入ると、私のまねき人生に最大の転機が訪れます。
新型コロナウイルス感染症の拡大にともなう自粛です。3月25日の対バンを最後に、これ以降まねきケチャの現場から離れることとなりました。
有観客ライブは少しずつ再開しましたが、私は仕事の関係や、子どもがいることから、現場から離れることとしました。
結局、次に現場に戻ったのは、2023年3月20日の卒業公演でした。
その間、深瀬美桜の卒業や森ふう花の加入など、まねきケチャには大きなニュースがありました。私はネット記事で知るなど、完全に外側から見ていました。
中川美優、宮内凛、松下玲緒菜の卒業もネット記事で知りました。3年現場を離れており、仕事も忙しかったため、卒業公演も行く予定はありませんでした。
しかし、このまま中途半端にまねきを終わらせたくない気持ちもあり、急遽前日にチケットを購入し、仕事帰りにNHKホールに向かいました。
メンバーは少し大人になっていましたが、3年前と変わらない笑顔がそこにはありました。3年のブランクがあったため、悲しみは他の人に比べ小さかったかもしれません。それでも、私の人生に影響を与えた「居場所」の終焉に、感謝の気持ちを覚えました。
「楽しい思い出をありがとう。」
終わりに
まねきケチャは、紅白歌合戦の出場を目標に結成されたグループです。
最後にNHKホールで卒業公演が行えたのも感慨深いものがありました。
まねきケチャの目標は日本武道館公演ではありません。紅白歌合戦の出場です。
確かに、現実的には、事務所の規模、NHKのタイアップ、社会への影響度合いなどからして、目標の達成は非常に困難です。
しかし、新体制のまねきケチャが、爆発的ヒットを起こして、社会現象を引き起こすことができれば、紅白歌合戦の出場も夢ではありません。
それを信じて、新メンバーには、まねきケチャが「居心地の良い居場所」にならないよう貪欲に成長してもらいたいです。
私は、卒業メンバーと同様、この「居場所」から離れます。
それでも、まねきケチャの楽曲は昔と変わらずに大好きです。これからも曲は聴いていくと思います。
先日の卒業公演でも、初めて聴いた『恋霞』にハマりました。
再びまねきケチャの現場が私の「居場所」になるかもしれません。
そのときは、また現場やこのブログで会いましょう。
さようなら。そして、ありがとうございました。