このページでは、当ブログ管理人が感じたまねきケチャ界隈の空気感を簡単に振り返ります。最近まねきケチャを知った方の参考になれば幸いです。なお、あくまでも個人の感想であり、一般的な空気感ではない場合もありますのであらかじめご了承ください。
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2017(平成29)年10月~12月
当時のまねきケチャは中川美優、藤川千愛、宮内凛、松下玲緒菜の4人体制でした。2017年5月26日に藤咲真有香が卒業し、9月に新メンバーのオーディションが行われていました。
2017年6月には『どうでもいいや/ありきたりな言葉で』でメジャーデビューを果たし、音楽番組への出演や対バンイベントでのメインステージでの出演など、知名度が急上昇しているところでした。一方で、2016年のTIFでのメインステージ争奪戦優勝や中野サンプラザ公演など、かつての怒涛の勢いは落ち着き、藤咲真有香の卒業によるコレットプロモーションへの不信感など、若干の停滞感があったものと感じています。
まねきケチャが再び動き出したのが、2017年11月22日に白金高輪セレネb2で行われた、ツインテールコンポート2017です。このライブで新メンバーの深瀬美桜がお披露目されました。広瀬すずに似ていると瞬く間に話題となり、再びまねきケチャが注目されるようになりました。
同じころ、大阪でのフリーライブや深瀬美桜が初登場した広島遠征など新規ファンが増えていくとともに、dropの解散とナナランドの結成など、コレットプロモーション全体が盛り上がりを見せていました。また、年明けに行われるTDCホール公演に向け、勢いを増していきました。
2018(平成30)年1月~3月
2018年1月7日に行われたTDCホール公演は、当時の最大規模であるとともに、深瀬美桜が初めて立つ大舞台ということで、メンバーもヲタクも相当気合が入っていました。そして、この公演で日本武道館公演の開催決定がサプライズ発表され、まねきケチャの快進撃は確実なものとなりました。日本地図がズームされ、玉ねぎ型の日本武道館が映し出されたときのメンバーとヲタクの歓声は今でも覚えています。
ちなみに、このころからまねきケチャのファン層に変化があったものと感じています。それまでの「まねきヲタ」はとにかく「荒れる」というイメージで、ネット上でも検索の上位は、松下玲緒菜が「こんなことアイドルはあまりいわないとおもうけれど楽しくないなあって泣きそうになるくらいひどいライヴだったねせっかく来てくれたのにごめんね」と発言した2016年2月3日の「JAPAN IDOL SUPERLIVE 2016 vol.2」を筆頭に、まねきヲタのマナーの悪さを指摘したページが表示されていました。
このころからそのようなイメージはあまり聞かれなくなったように思いました。それに伴い、観客の年齢層が上がっていくようにも感じました。一方で、以前はまねきヲタは「女ヲタ」が多かった印象でしたが、徐々に少なっていく印象も持ちました。
さて、2018年1月20日のまねきケチャの運試しケチャでは、ニューシングルの発売とリリースイベントの開催の発表がありました。リリースイベントの苦しみを知らない私は当時喜びましたが、これに関しては金銭的・体力的な意味で落胆した人もいたかもしれません。リリースイベントはすぐに始まりました。それと引き換えにライブは極端に減少しました。それでも全国ツアーが始まり、2018年2月18日にはまねきケチャカーニバル!東京が行われ、さらにファンを増やしていきました。連日行われるリリースイベントにヲタクは通い続けました。
そんな中で悲劇が起こります。深瀬美桜生誕祭の翌日の2018年3月19日、藤川千愛が体調不良を理由に無期限で活動休止しました。ここからまねきヲタの中で空気感が二分されます。藤川千愛ヲタ以外はこれまでどおり推しを応援しました。活動休止発表した週は名古屋、大阪、広島と地方遠征が続き、これまでどおり楽しんでいました。一方で、藤川千愛ヲタはショックで立ち直れなくなる人も多くいました。
ネット上では「まねきケチャの終焉」を煽る風潮が強くなりました。4人で行うリリースイベントの客数も減少しました。事務所の意向からか、メンバーはMCやTwitterなどで藤川千愛の話題には一切触れず、何もなかったかのようにイベントが続きました。藤川千愛推しだった私は当時、この雰囲気に相当な違和感を覚えていました。しかし、そのような「スルー対応」により、ネットの風潮とは裏腹に、藤川千愛の活動休止中も新規のヲタクを増えるなど、まねきケチャの人気の衰えは全く感じませんでした。
なお、藤川千愛の活動休止ととも古谷完プロデューサーはほとんど表に出なくなりました。古谷完プロデューサーのメンバーやヲタいじりが好きだった人にとっては物足りなくなってしまいました。
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2018(平成30)年4月~6月
藤川千愛の活動休止中に公開された『あたしの残りぜんぶあげる』のMVが話題となりました。MV冒頭、「夢なんて見たくない。期待しなければ苦しくないから。生きるって、痛い。どうして?こんなにも痛いんだろう。」と苦しそうに言う藤川千愛の声が、どうしても現在置かれた藤川千愛の言葉に通じてしまうとの意見がTwitter上に多く見られました。
しかし、転機は意外にもすぐに訪れます。2018年4月13日、藤川千愛の活動再開を発表しました。当時、無期限活動休止とされていたため、このまま卒業してしまうのではないかという意見や、日本武道館公演に合わせて復帰するのではないかという意見が多かったため、嬉しいサプライズでした。
翌日の宇都宮でのリリースイベントでは、藤川千愛を見ようと、千愛ヲタが集まりました。再びまねきケチャが「最強布陣」に戻り、成長の加速を確信しました。
ゴールデンウィークは宮内凛、松下玲緒菜生誕祭や歌合戦など、楽しい期間が続きました。正常運転に戻ったまねきケチャは盤石な体制でした。2018年6月23年に行われたまねきケチャ音楽祭では生バンドでライブを行い、まねきケチャの可能性をさらに広げました。
2018(平成30)年7月~9月
2018年7月14日に三浦海岸で行われたまねきケチャの夏祭りケチャ!では、海の家でライブを行い、ヲタクも海水浴を楽しむなど、夏を満喫しました。2018年8月3~5日に行われたTIFもメインステージで圧巻のパフォーマンスを見せ、大御所の貫禄さえありました。
しかし、幸せな日々も長くはありませんでした。2018年8月25日の夏の野音 de まねきケチャで藤川千愛が卒業とソロデビューの発表を行いました。前向きな卒業とはいえ、これまで藤川千愛ありきだったまねきケチャにとっては大きな損失であり、蝉が鳴り響く静寂の日比谷公園にヲタクの涙が落ちました。
ここから、藤川千愛の卒業へのカウントダウンが始まりました。@JAM EXPO2018、サイサイフェス2018、突然のまねきチェキ~原宿編part3~、ノタフェス2018、まねきケチャ強化計画、突然のまねきチェキ~日本武道館直前スペシャル~など、まねきケチャの藤川千愛と会える最後の機会を一つ一つ大事にしました。特典会は毎回争奪戦でした。特にまねきケチャ強化計画特別企画『武道館公演決起ケチャ!』でのヲタクによるまねき愛をつづる作文企画は、メンバーの号泣を誘い、「エモい」イベントになりました。また、『昨日のあたしに負けたくないの』や『相思い』はもはや藤川千愛の卒業ソングのようになっていました。
そして、ついに迎えた2018年9月24日の日本武道館公演。永遠に語り継がれるライブとなりました。藤川千愛の卒業はもちろん、当時、史上最強の体制で、最高のパフォーマンスを見せました。まねきヲタにとっては一生忘れることのない日になったことでしょう。
2018(平成30)年10月~12月
日本武道館公演を終えたまねきケチャ。ここで10日間の小休止に入ります。ネット上では再び「まねきケチャ終焉論」が勢いを増します。日本武道館ロス、千愛ロスに悩まされるヲタクも多かったのではないでしょうか。2018年10月4日の天使の日に天使かよ!で活動を再開します。そして、2018年10月8日に行われたレンブラント de まねきケチャが話題となりました。町田のホテルでメンバーとヲタクが会食をしました。このイベントでお互いに知り合いになったヲタクも少なくはないのでしょうか。
このころから、メンバーの雰囲気が変わってきました。これまで適度な緊張感を与えてきた藤川千愛が卒業したことで、メンバー間でわちゃわちゃすることが多くなりました。仲の良さそうな動画をTwitterに掲載するなど、明らかに雰囲気が変わりました。一方で、緊張感が欠如していると感じられる場面も見られました。そんな中でも、このころから深瀬美桜の明るいキャラクターが注目されるようになりました。強化計画で石橋哲也のもと開花し、「暗いまねきケチャ」のイメージを一新させるようにまでなりました。
2018年10月27日、事態が動き出します。2018年にこれまで1回しか行われず、復活を待ち望んでいたロマンティックコンポートが、ハロウィンコンポートとして復活しました。その後も現在に至るまで立て続けにロマンティックコンポートが行われるようになりました。これによりナナランドを見る機会が増えました。正常化に向かいつつある中で、2018年12月15日の東名阪ツアー大阪公演で、新メンバーの篠原葵がお披露目されました。藤川千愛の後任ということで、どのようなメンバーが入ってくるか注目されましたが、芸能活動未経験者という意外性に当時ヲタクの中で話題になりました。
2019(平成31)年1月~3月
2019年1月5日に2度目のTDCホール公演がありました。昨年の深瀬美桜に続き、今年は篠原葵の猛特訓がありました。昨年の日本武道館公演発表のように、大規模な発表があるかと一部で期待されていましたが、特にはありませんでした。
また、年明け早々から、ニューシングル『いつかどこかで/ワンチャンス』のリリースイベントが始まりました。今作のリリースイベントではショッピングが毎回のようにあり、より接触を求めるヲタクが増えるようになりました。
2019年2月9日には両国国技館でNHK福祉大相撲に出演し、DA PUMPの『U.S.A』を披露し話題となりました。また、NHKで『きみわずらい』が放送されたことも話題となりました。
再び安定期に入ったかと思われた2019年3月22日、サイゾーウーマンにて松下玲緒菜と宮内凛に関する記事が掲載されました。これに関して、同日に運営のコレットプロモーションはコメントを出し、処分を今後決定する方針である旨を発表しました。なお、当日のリリイベではヲタクは動じず、通常どおりイベントを楽しんでいました。結局、2019年3月27日付けで松下玲緒菜の約1か月間の活動自粛が発表されました。解雇という最悪の結果を免れたため、玲緒菜ヲタクはそこまで影響がありませんでした。一方で、他者を攻撃することで優越感を得たいネット上の反応は、やはりメンバーへのバッシングとまねきケチャの終焉論でした。しかし、これまでと同様、現場とネット上の温度差は激しく、現場ではいたって通常運転が続きました。
2019(平成31)年4月~2019(令和元)年5月
4月に入るとリリースイベントも終わり、対バンライブが続くようになります。平日の対バンでは、玲緒菜ヲタの不在の影響もあり、客数は少な目でした。それでも残された4人で通常どおりライブを行いました。
平成最後のライブとなった2019年4月29日の宮内凛生誕祭では、不祥事の当事者でもある宮内凛がファンの前で謝罪しました。日本武道館公演以来披露されていなかった『タイムマシン』をソロで披露するなど、ファンの心を動かすライブでした。
元号が令和に変わり、2019年5月3日、松下玲緒菜が復帰しました。2019年5月6日には松下玲緒菜生誕祭が行われ、宮内凛と同じくファンの前で謝罪しました。それでも生誕祭という晴れの舞台を祝うため、生誕委員も入念な準備をし、ヲタク愛のあふれる生誕祭となりました。
再び5人体制となったまねきケチャ。2019年5月9日のMARQUEE祭 vol.30では、トリであるにも関わらず、多くの客がまねきケチャのライブで盛り上がり、まねきケチャの人気が再確認されました。また、松下玲緒菜の復帰にともない『奇跡』『昨日のあたしに負けたくないの』『愛言葉』を多く披露するようになり、以前のまねきケチャが戻ってきたような感覚になりました。
現時点では、まねきケチャには「紅白出場」というざっくりとした目標しかありません。その段階となる小さな目標を早めに設定し、ヲタクのモチベーションを上げていくことが、今後の勢いの加速につながるものと思います。