2019年3月22日11時45分、サイゾーウーマンにて松下玲緒菜と宮内凛に関する記事が掲載されました。これを受けて、所属事務所のコレットプロモーションは、22時57分に公式twitterで以下のコメントを発表しました。
【お詫び】3月22日(金)にサイゾーウーマンにて掲載されました松下玲緒菜と宮内凛の記事につきまして、日頃からご支援を賜っておりますファンの皆様、関係者の皆様に、多大なるご心配をおかけ致しました事、謹んでお詫び申し上げます。#まねきケチャ pic.twitter.com/1rIC4YxBYF
— まねきケチャ 日本武道館公演DVD1219発売 (@maneki_kecak) 2019年3月22日
現時点では「飲酒の事実はない」という以外に事実関係は明らかになっていませんので、それ以上は憶測に過ぎません。
このページでは、松下玲緒菜のファンとしての立場、まねきケチャの情報発信者として立場、ブログ管理者としての立場から、この件について、現時点での見解を述べさせていただきます。
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当日の状況
メンバー
当日はリリースイベントが開催され、メンバーも全員登場しました。いつもと変わりなく、元気な姿を見せていました。私も松下玲緒菜や宮内凛といつもどおり会話し、楽しくイベントを終えることができました。
現場のファン
現場のファンも同じくいつもどおりでした。特に荒れることなく、ファンも笑顔でした。
ここで注目すべき点は、フォローしている人とそうでない人の温度差です。私は、現場で知り合った方などをフォローしていますが、流れてくるタイムラインと、「まねきケチャ」で検索した最新ツイート、つまりフォローしていない人のツイートの内容が全く異なりました。タイムライン上は、メンバーを応援する声のほか、イベントの感想など、批判的なツイートはほとんど見られませんでした。一方で、フォローしていない人のツイートの中にも応援するツイートもありましたが、やはり批判的な内容が散見されました。
5ちゃんねる
もはや情報源としての機能が失われている5ちゃんねるですが、やはり下品な言葉の羅列になっています。ただ、これが一種の娯楽になっているので、特殊な状況ではあります。
ネット記事
Yahoo!やgoogleで「松下玲緒菜」と検索すると、サイゾーウーマンの記事が複数表示します。ネット記事は個人のサイトよりも閲覧数が多く、記事の信頼性も高いため、検索のアルゴリズム上、上位に表示されるためです。
ブログ
個人のブログで、すでに記事になっているものも複数見つけました。これらのブログの特徴は、広告収益を目的として、芸能人のスキャンダルなど一定のアクセスが見込まれるものを、ネット記事の内容をもとに書き直したものです。当サイトと異なり、ファンが書いたものではないため、ネット記事に公式プロフィールの情報を付加したにすぎないものが大多数です。「題名で釣るけれども中身のない記事」という特徴があります。ただし、広告収益を目的としてるため、入念にSEO(検索エンジン 最適化)がされ、検索上位に表示されることが多く、一般ユーザーの目に止まりやすく、影響があるという特徴もあります。
ネット上の影響
田中辰雄・山口真一『ネット炎上の研究』(勁草書房)では、ネット炎上が起こるプロセスとして、次のとおり説明しています。
(1)事象が発生する。
(2)事象に気づいた人が、Twitter、5ちゃんねる等のソーシャルメディア上に投稿(主に批判的な文脈で)し、拡散される。批判が集まり、炎上が始まる。
(3)人気まとめサイトやニュースサイトに掲載され、多くのインターネットユーザーが知るところになる。批判が大量に集まるようになり、大炎上となる。
(4)テレビ、新聞、ラジオ等マスメディアで報道され、インターネットユーザー以外、あるいはライトなインターネットユーザーも知ることになる。
今回の記事は読者の正義感を高揚し、「批判」を増幅させる意図をもって書かれた記事であると考えられます。twitter上では、批判的なツイートが散見されているものの、現時点では、多くリツイートされるなど「炎上」の状態には達していません。ただし、(3)の「人気まとめサイト」「ニュースサイト」には掲載されているため、多くのユーザーの目には止まっています。
ただ、幸か不幸か、まねきケチャの知名度は決して高くないため、(4)のテレビ、新聞、ラジオ等のメディアに波及することは考えにくいところです。ここが、NGT48の山口真帆の事件と異なるところです。余談ですが、その山口真帆の事件についても、同じ3月22日に、運営会社のAKSに対して山口真帆本人が反論し、話題になりました。話題性はもちろんこちらの方が大きいため、まねきケチャの記事の影響力が若干薄まったのが不幸中の幸いといったところでしょうか。
なお、上記『ネット炎上の研究』では、19,992人を対象とした実験を通じて、炎上参加者はネット利用者の0.5%で、社会問題となった炎上事件でさえ、直接当事者を攻撃してアカウント閉鎖などに追い込む人は数人~数十人にとどまることを指摘しました。現在でも、一部の批判する意見が多数派の意見であるかのように錯覚し、それをメディアもあおり、事実と異なる、あるいは焦点のずれた議論が展開される場合があります。感情的な議論にならずに、問題の所在を見失わないようにすることが大切です。
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3月22日現在の見解
ネット上では、待っていたかのように批判を行う層がいます。これらの層は、まねきケチャのファンではない人がほとんどで、かつ、批判することを目的としている層です。正義感から批判する場合も多く、大部分はネット記事のみを鵜呑みにする傾向があります。
炎上対策において、一般的には、このような層に対して丁寧に対応する必要はないものとされています。あくまでも一時的なもので、興味がすぐに別のところに移るものと考えられているためです。一方で、上記実験の0.5%に該当するような悪質な攻撃者に対しては、警察に相談する等の対策が必要です。
ただ、まねきケチャは大炎上するほど知名度のあるグループでもありません。法に触れる行為がなければ、本来は謝罪するだけで済む話です。まずはコレットプロモーションが責任をもって事実確認し、適切な対応をとることが重要です。おそらくどのような説明をしても、外部のネットユーザーからは批判的なコメントが寄せられるでしょう。ただ、私はコレットプロモーションやメンバーの言うことが全てであると信じています。
今後、ネット上では批判的なコメントが増え、将来にわたって残っていくものと考えられます。コレットプロモーションは、まずはメンバーの心のケアをしっかりとしてほしいと思います。なによりメンバーが元気であることが大事です。
私はこれまでまねきケチャの生の様子を1年以上書き続けてきました。ネット上の憶測が真実にならないよう、これからも現場の事実を淡々と書き続けるのも、いちファンとしての役割だと思っています。これからもまねきケチャを応援し続けます。