まねきケチャ|『タイムマシン』『どうでもいいや』の復活は?レア曲の今後

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レビュー

まねきケチャ|『タイムマシン』『どうでもいいや』の復活は?レア曲の今後

2019年5月16日

32曲あるまねきケチャの楽曲の中には、『冗談じゃないね』のようにほぼ毎回歌われるものもあれば、1年以上歌われていない「レア曲」もあります。このページでは、披露される頻度別に楽曲を区分し、それぞれ解説します。

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最後に歌ったのはいつ?

この記事を書くに当たって、Twitterで協力を呼びかけ、曲ごとに最後に歌ったのはいつか表にまとめました。

以下、この表の頻度をもとに解説します。

定番曲(頻度A)

曲名 作曲 直近披露 会場
モンスターとケチャ 末益 涼太 2019.5.15 ええじゃないか歌舞伎町
冗談じゃないね 末益 涼太 2019.5.14 運命のキミ フェスティバル
きみわずらい 藤永龍太郎 2019.5.15 ええじゃないか歌舞伎町
妄想桜 末益涼太 2019.5.14 運命のキミ フェスティバル
ありきたりな言葉で 藤永龍太郎 2019.5.14 運命のキミ フェスティバル
キミに届け 末益涼太 2019.5.10 Pimm’s Presents, Special Live 2019@duo MUSIC
ありよりのあり 藤永龍太郎 2019.5.15 ええじゃないか歌舞伎町
相思い 藤永龍太郎 2019.5.13 IDOL CONTENT EXPO
いつかどこかで 藤永龍太郎 2019.5.13 IDOL CONTENT EXPO

1曲目の定番『冗談じゃないね』『キミに届け』『妄想桜』や、ラストの定番『きみわずらい』『ありきたりな言葉で』など、定番曲が名を連ねます。作曲も藤永龍太郎と末益涼太がバランスよく分散しています。まねきケチャの現場に多少行ったことのある方であれば、だいたい見たことがあるでしょう。

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聴ければ運がいい曲(頻度B)

曲名 作曲 直近披露 会場
告白のススメ 上松範康 2019.5.15 ええじゃないか歌舞伎町
愛言葉 上松範康 2019.5.13 IDOL CONTENT EXPO
鏡の中から 末益涼太 2019.5.15 ええじゃないか歌舞伎町
あたしの残りぜんぶあげる 藤永龍太郎 2019.5.12 DDD~PREMIUM iDol Depot~
奇跡 母里治樹 2019.5.14 運命のキミ フェスティバル
カクカクシカジカ 末益涼太 2019.5.15 ええじゃないか歌舞伎町
一刀両断 末益涼太 2019.3.16 深瀬美桜生誕祭2019
昨日のあたしに負けたくないの 藤永龍太郎 2019.5.9 MARQUEE祭
ワンチャンス 末益涼太 2019.3.24 リリースイベント
虹を探しに 竹田祐介 2019.5.12 DDD~PREMIUM iDol Depot~
Guess!! 末益涼太 2019.4.29 宮内凛生誕祭2019
漫画みたいに恋したい 都丸椋太 2019.5.6 松下玲緖菜生誕祭2019
ジャンプ 笠井雄太 2019.5.14 運命のキミ フェスティバル

『告白のススメ』は2018年9月24日の日本武道館公演以降しばらく披露されず、2019年1月5日のTDCでまねきケチャ2019!で復活しました。最近では対バンでも歌われるようになり、頻度Aに近づきつつあります。

同様に、『愛言葉』『奇跡』『カクカクシカジカ』『あたしの残りぜんぶあげる』『昨日のあたしに負けたくないの』も、2019年5月3日の松下玲緒菜の活動再開から頻繁に歌われるようになり、最近だけでいうと頻度Aです。特に『あたしの残りぜんぶあげる』『昨日のあたしに負けたくないの』の2曲は藤川千愛の存在感の大きい楽曲だったため、日本武道館公演後はほとんど歌われなくなりましたが、ようやく最近歌われるようになってきました。

また、『鏡の中から』も最近地味に増えてきました。ソロ曲の4曲はたまに歌われますが、『ジャンプ』は対バンでもときどき歌われます。一方で、『ワンチャンス』はリリイベ期間経過後は披露されなくなりました。

なかなか聴けない珍しい曲(頻度C)

曲名 作曲 直近披露 会場
SPLASH 末益涼太 2019.1.5 TDCでまねきケチャ2019!
ハリネズミの唄 藤永龍太郎 2018.12.15 大阪ロマンチックコンポートSP
青息吐息 藤永龍太郎 2019.2.24 まねきケチャの仙台ケチャ
僕が僕を 菊田大介 2018.11.10 ロマンチックコンポートvol.25
SEVENTH HEAVEN 末益涼太 2018.11.10 クアトロ de まねきケチャ

ここまでくると、ほとんど聴くことができません。『SPLASH』は曲の終わりにタオルを投げ入れる楽曲で、サビでは横に移動する激しい曲です。ただ、SPLASHは夏の曲であるため、今後夏に向けて披露される可能性はかなり高いものと見ています。

『ハリネズミの唄』は座って歌われる楽曲で、藤川千愛の歌声が印象的でした。藤川千愛がいたときはかなりの頻度で歌われていました。藤川千愛の歌唱力ありきな部分もあるため、今後もあまり歌われないと思います。

『青息吐息』は松下玲緒菜の好きな曲で、ファンにも人気のある曲です。全員では2019年2月24日の仙台遠征、松下玲緒菜ソロでは2019年5月6日の松下玲緒菜生誕祭2019でギター片手に歌いあげました。かつては1~2か月に1回は歌われていたため、今後も定期的に歌われることが望まれます。

『僕が僕を』と『SEVENTH HEAVEN』はともに2018年11月10日を最後に披露されていません。もともとマイナーな曲で、頻繁には披露されていないため、今後も半年に1回ペースかもしれません。バンドに似合う曲として『青色吐息』を挙げる方が多いと思いますが、個人的には『SEVENTH HEAVEN』もバンドに似合うと思っています。また、『SEVENTH HEAVEN』は、幸運を招くという歌詞がまねきケチャの世界観に合っていると思われるため、もっと披露されるべきだとも思っています。

もはや聴けるかどうかも分からない曲(頻度D)

曲名 作曲 直近披露 会場
タイムマシン 藤永龍太郎 2018.9.24 日本武道館公演
どうでもいいや 藤永龍太郎 2018.9.24 日本武道館公演
妄想日記 末益涼太 2018.5.26 中川美優生誕祭2018
キミが笑えば 末益涼太 2018.9.24 日本武道館公演
さよならなんて 藤永龍太郎 2018.9.24 日本武道館公演

もはや今後聴けるかどうかわからない楽曲です。ほとんどが、日本武道館公演を最後に歌われていません。『タイムマシン』『どうでもいいや』といった藤永龍太郎作曲のシングル曲が並びます。『タイムマシン』は2019年4月29日に行われた宮内凛生誕祭2019で、宮内凛がソロで歌いましたが、全員では日本武道館公演が直近です。シングル曲とあって、かつては比較的頻繁に歌われていました。日本武道館公演で藤川千愛の卒業ソング的なイメージがついたようにも思え、なかなか復活しずらい状況にあります。

同じくシングル曲でメジャーデビュー曲の『どうでもいいや』は藤川千愛の歌声ありきな部分もあるため、今後も披露されるかどうかは正直微妙なところです。このシングル2曲はまねきケチャの魅力が詰まった曲ですので、復活することを切に願っています。

このブログのタイトルにもなっている『妄想日記』はもともと最もレアな曲でした。2018年5月26日の中川美優生誕祭2018を最後に歌っていません。ちなみにその前は2018年5月3日の宮内凛生誕祭2018でした。なお、かつては2か月に1回くらいは歌っていたと記憶しています。以前に比べて曲数も増えたため、このまま封印される可能性も否定できません。幻の曲とならないことを祈ります。

『キミが笑えば』は自己紹介ソングです。深瀬美桜加入後は多く歌われましたが、日本武道館公演以来歌われていません。その原因は明確で、藤川千愛パート(Cメロ)が完全に藤川千愛のための歌詞・メロディーになっているからです。これを他のメンバーに代替することは曲の世界観が崩れるため、ほぼ期待できません。そのため、Cメロをなくすか、『キミに笑えば』に代わる新しい曲を作るしかないと考えています。なお、これに関して、先日、Twitterでアンケートを取りました。

選択肢の数の制限上、思うように選択できなかった方も多くいるとは思いますが、やはり、曲自体を廃止して新たな自己紹介ソングを作るべきという意見が多く見られました。また、『キミが笑えば』を復活させるとしたら、松下玲緒菜か深瀬美桜を藤川千愛ポジションにもってくるべきだとの意見もありました。特に深瀬美桜は「新メンです」という歌詞があるため、抜本的に変える必要があるのかもしれません。いずれにせよ、最も復活の可能性が低い楽曲といえます。

最後に『さよならなんて』です。もともとが藤川千愛卒業のために作られた楽曲のため、企画的な性格があります。2019年3月9日の強化計画でアコースティックバージョンが披露されましたが、通常のライブでの披露は日本武道館公演のみです。しかも当日はメンバーが号泣しながら歌ったため、通常の形での披露は未だ行われていません。CDについては日本武道館会場限定でDVD・ブルーレイ予約特典として配布された日本武道館バージョン(Aメロが藤川千愛、Bメロが中川美優・宮内凛・松下玲緒菜・深瀬美桜)と、シングル『いつかどこかで/ワンチャンス』のカップリングとして収録されている通常バージョンがあります。通常のCDに収録はされたものの、卒業ソングとしての性格が強いため、今後も卒業などの重要な局面でのみ披露される可能性が高いと考えます。個人的にはここまでの名曲を封印するのは本当にもったいない気持ちです。

藤永龍太郎の名曲が封印されている

『タイムマシン』『どうでもいいや』『さよならなんて』。復活が望まれる「エモ曲」はいずれも藤永龍太郎作曲の歌です。藤永龍太郎作曲のバラードは藤川千愛の歌声が生きるように作られている側面もあるため、完全な復活はなかなか難しいと見ています。それでも封印することなく、ところどころで披露すべきだと思います。『きみわずらい』『ありきたりな言葉で』を筆頭に、対バンで聴いた藤永龍太郎のバラードをきっかけにまねきケチャを好きになった人は多いと思います。『タイムマシン』や『どうでもいいや』を封印することは、まねきケチャの新規ファン獲得のチャンスを奪い、機会損失につながっています。

完全に封印することはせず、数か月に1回でも披露することが、古参ファンにも、にわかファンにも、新規ファンにも喜ばれるのではないでしょうか。




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