2回目となったTDCホール公演で幕を開けた2019年のまねきケチャ。篠原葵加入後の現体制が1年間続き、確実に成長した1年でもありました。年末にリリースされたアルアム『あるわけないの』では、2回目のゲゲゲの鬼太郎のタイアップとなった『あるわけないのその奥に』のほか、『愛と狂気とカタルシス』『共通項』『君のいない世界に』など、聴かせる曲が増え、今後のまねきケチャがさらに楽しみになっています。
このページでは、2019年のまねきケチャの動向を振り返ります。
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止まっていた時が動き出す。
2018年9月24日に惜しまれつつも卒業した藤川千愛の抜けた穴は、想像どおり大きいものでした。特に、日本武道館公演以降披露されなくなった楽曲が多くあり、待望する声が多く聞かれていました。そのなかでも『タイムマシン』『どうでもいいや』『告白のススメ』は、もうこのまま聴けなくなるのかと思うほど、復活の予兆がありませんでした。
そんななか、シーズンの始まりを告げる2019年1月5日のTDC公演の1曲目で、『告白のススメ』を披露し、観客を沸かせました。止まっていた時が動き出したように、精一杯のコールが響き渡りました。また、TDC公演では、デビュー間もない篠原葵が一生懸命振り付けを覚え、多くの楽曲を披露しました。
1月に早速、新曲『いつかどこかで/ワンチャンス』のリリースイベントが始まり、篠原葵も数多くの現場をこなしました。
また、2月にはNHK福祉大相撲のゲストに参加し、竜電関とDA PUMPの『U.S.A』を披露したり、『きみわずらい』がNHK総合で放送されたりするなど、貴重な経験もありました。
悲劇はいつも3月に。
このまま順調に進んでいくと思われた矢先、3月22日にサイゾーウーマンにて松下玲緒菜と宮内凛に関する記事が掲載されました。昨年も3月に文春のネット番組にて藤川千愛に関する事案が配信されるなど、まねきケチャにとって3月は鬼門であるといえます。
この記事を受けて、松下玲緒菜は5月3日まで活動を休止しました。活動休止中に行われた宮内凛生誕祭では、同じく記事が掲載された宮内凛が涙ながらに謝るなど、事態の深刻さを物語っていました。5月5日の松下玲緒菜生誕祭においても、自身の口から謝罪の言葉がありました。
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再び安定期に。
それでも温かいまねきヲタ。すぐに気を取り戻して、通常運転に戻りました。6月2日に行われた中川美優生誕祭では、日本武道館公演以降初めて『どうでもいいや』が披露されました。また、6月23日に行われた篠原葵生誕祭では、同じく日本武道館公演以降初めて『タイムマシン』が披露されるとともに(ソロでは宮内凛生誕祭で披露)、2018年5月26日に行われた中川美優生誕祭2018以来の『妄想日記』も披露されました。藤川千愛卒業前のまねきケチャに徐々に戻っていくようでした。
7月13日に行われた初夏のまねきケチャでは、初めてメンバーが考案したセトリを披露し、その完成度の高さから大きな話題となりました。
まねきケチャ=ゲゲゲの鬼太郎のイメージが定着
8月31日に行われた4周年記念公演では、バンドで『タイムマシン』と『どうでもいいや』を披露し、衝撃を与えました。さらに、新曲『あるわけないのその奥に』が初披露されるとともに、ゲゲゲの鬼太郎のエンディングテーマ決定の発表がありました。前回の『鏡の中から』で知名度を大きく上げたことから、タイアップの発表は喜ばしいものでした。また、この公演では、『愛と狂気とカタルシス』の初披露もありました。
10月6日から全国ツアーが始まるとともに、10月26日からはアルバムのリリースイベントが始まりました。『あるわけないのその奥に』を軸にプロモーション活動が活発化していきました。
12月1日にはゲゲゲの鬼太郎にゆかりのある布多天神社でゲゲゲの鬼太郎のイベントがあり、多くの家族連れがまねきケチャのライブを見ました。マスコミの取材もあり、再び知名度を上げるきっかけとなりました。
松下玲緒菜の声帯結節による影響
12月13日、それまで声の調子が悪かった松下玲緒菜が、声帯結節であることが判明し、当面の間、歌唱を控えることとなりました。これにより、松下玲緒菜パートは他のメンバーで歌うこととなりました。
本人は相当悔しい気持ちであったことが推察されますが、それでも笑顔で舞台に立ち続けました。特典会では、当初は筆談で行いましたが、12月下旬になると、小さいながらも声を出して会話しするようになりました。
現在、1月4日にLINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)で行われるワンマンライブに向けて治療に専念しており、また5人の絶妙な歌声を聴けることを楽しみにしています。
2020年に向けて
2020年はどのような年になるのでしょうか。アルバムを発売したばかりですので、おそらくシングルCDを1枚発売するのみとなるでしょう。また、毎年恒例だったTDCホール公演は行わず、LINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)でのライブとなります。ここでは重要なお知らせがありますので、その内容にも注目したいところです。昨年のTDCホール公演では日本武道館公演の発表がありました。ここまで大規模な発表になるとは予想していませんが、やはり、心を動かす発表がほしいところです。
安定期が続くまねきケチャ。現行の体制を続け、更なる成長を目指して、日々のライブはもちろん、外向けの仕事にも積極的に挑戦してほしいところです。コレットプロモーションの本気度にも注目したい1年となりそうです。