所得税|確定申告書の作成方法・提出方法

公的手続き

所得税|確定申告書の作成方法・提出方法

このページでは、所得税及び復興特別所得税の確定申告書の作成方法と提出方法を解説します。医療費控除をされた方、給与の支払元が複数の方など、確定申告を行う方が対象となります。

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ネットで作成するか、手書きで作成するか。

確定申告書は、国税庁のホームページで作成することができます。現在では、確定申告書のほとんどがパソコンで作成されています。ネットで作成するメリットとして、

  • 自動で計算されるため、計算誤りがない。
  • 毎年の税制改正に対応するため、法律の知識がなくても作成できる。

ということが挙げられます。

提出方法は、窓口か、郵送か、e-Taxか。

所得税及び復興特別所得税の確定申告書は、最寄りの税務署に提出します。税務署は国(財務省国税庁)の機関であり、市役所や県庁ではありませんのでご注意ください。税務署の一覧はこちらでお調べください。なお、ネットで作成する場合は、最後に最寄りの税務署が表示されます。

提出方法は、税務署の窓口、郵送、電子(e-Tax)の3種類があります。窓口の最大のメリットは必要書類などを逐一職員に聞くことができる点です。ただし、申告期間中は多くの申告者で混雑するため、特に都市部では、待ち時間が長くなるとともに、対応する職員も臨時的なアルバイトである場合が一般的です。e-Taxは添付書類(源泉徴収票や各種領収書)を郵送する必要がないというメリットがありますが、マイナンバーカードやカードリーダーが必要となる等、事前準備が必要です。このページでのおすすめは郵送です。ネットで作成した確定申告書を自宅、コンビニなどで印刷し、添付書類をつけて郵送するというものです。税務署から不足資料を求められたときは、求められた資料を再度郵送すれば足ります。

方法 メリット デメリット
窓口 職員のアドバイスを受けることができる。 何時間も並ぶ可能性がある。
郵送 ポストの投函で足りる。 不足する資料等がある場合は、税務署から資料の提出や訂正等を求められる。
e-Tax 添付資料を郵送する必要がない。 マイナンバーカードやカードリーダーを用意する必要がある。

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ネットでの作成方法

ネットで作成する場合は、国税庁 確定申告書等作成コーナーにアクセスし、画面に沿って作成します。

(1)「作成開始」をクリックします。

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(2)ここでは「印刷して書面提出する」をクリックします。

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(3)OSとブラウザを確認して、「利用規約に同意して次へ」をクリックします。異なるOSやブラウザで作成すると、正常に動作しない場合があります。

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(4)作成する年分を選択します。

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(5)作成する税目を選択します。ここでは「所得税」をクリックします。

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(6)作成する画面を選択します。給与・年金のみの場合は「給与・年金の方」、それ以外の所得がある場合は「左記以外の所得のある方」、どちらか不明な場合は「左のボタン選択がお分かりにならない方」を選択します。

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(7)最後まで入力したら、確定申告書の印刷を印刷します。「控用」は提出せずに、ご自身で保管します。印刷物は、主に、申告書(提出用・控用)、添付書類台紙、提出書類等のご案内です。源泉徴収票や控除証明書などは、添付書類台紙にのりづけします。提出書類等のご案内で提出書類、提出先の税務署を確認し、提出書類を提出先の税務署に郵送して完了です。

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