AKBチーム8|コール・MIXのしかた

音楽

AKBチーム8|コール・MIXのしかた

このページでは、AKBチーム8のコール・MIXのしかたを他のグループと比較して解説します。

スポンサーリンク

MIX

MIXとは

MIX(ミックス)とは、アイドルのライブにおいて、前奏や間奏にファンが叫ぶ掛け声のことで、気持ちの高まりからくる叫びをまぜたことからMIXと呼ばれています。もともとは90年代にハードロック・ヘヴィメタル系のライブで一部のファンが叫んでいたものをアイドルグループにも導入したのが始まりです。AKB48の現場でもMIXが打たれるようになると、アイドルファン以外の人にも知られるようになっていきました。

MIXの極意は「の如くの如くらざる繊細な心も維新となればを飲みを喰らふ。その振動を心の有るがままに身し本来細な心をばし刹那に思ふがままる。これ己に忠実。刹那な刻の流れに身を任せるのみ。これこそタカまりの心髄なり。」とされ、太字をつなげたものがMIXの内容とされています。「虎!火!人造!繊維!海女!振動!化繊!(飛!除去!)」を日本語MIXとしたうえで、それを英語に訳したMIX「タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ダイバー!バイバー!ジャージャー!(ファイボー!ワイパー!)」を英語MIXまたはスタンダードMIXと呼んでいます。さらに、アイヌ語に訳したMIX「チャペ!アペ!カラ!キナ!ララ!トゥスケ!ウィスゥペ!ケスィ!スィスゥパ!」をアイヌ語MIXと呼んでいます。なお、ゼンキョウ氏が考案したゼンキョウオリジナルチャペ!アペ!カラ!キナ!ララ!トゥスケ!ミョーホントゥスケ」の方が一般的で、AKB48グループはゼンキョウオリジナルが採用されています。

これらのMIXのうち、「飛!除去!(とび!じょーきょー!」(英語MIXでは「ファイボー!ワイパー!」)については、拍数調整のために使われるのが一般的です。そのため、英語MIXでは「ジャージャー!」、日本語MIXでは「化繊!(かっせーん!)」で終わり、拍数が余る場合に「ファイボー!ワイパー!」または「飛!除去」が打たれます。しかし、AKB48では拍数が余ったときの調整を行わないため、チーム8を除き「ファイボー!ワイパー!」は使いません。ただし、日本語MIXについては、本来「化繊!(かっせーん!)」で終わるところ、「化繊!飛!除去!(かせとびじょーきょ)」とつなげて打ちます。チーム8については拍数調整が英語MIXのみあり、代表的なのが『47の素敵な街へ』の「タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ダイバー!バイバー!ジャージャー!(ファイボー!ワイパー!)」です。

なお、MIXは前奏、間奏、後奏で打たれますが、AKB48では後奏で打つことはほとんどありません。なお、前奏では英語、間奏では日本語のMIXが打たれます。

発動

MIXには「発動」があります。発動とは、そのあとに続くMIXを打ちやすくするための合図です。歴史の古いAKB48では、「はい、はい、はい、はい、あ~、よっしゃいくぞ~」と叫ぶことにより発動されます。「発動」は時の経過により変化していき、比較的新しいチーム8では「ウリャオイ!ウリャオイ!(発音上はウッハッ!ウッハッ!)あ~(パンパン(手拍子2回))ジャージャー」で発動します。なお、最近では、「ウリャオイ!ウリャオイ!(発音上はウッハッ!ウッハッ!)(パンパパパンパン(手拍子))しゃーいくぞ!」が一般的です。AKB48グループのMIXは古典的であるといえます。

AKB48(チーム8以外) はい、はい、はい、はい、あ~、よっしゃいくぞ~
AKB48チーム8 ウリャオイ!ウリャオイ!(発音上はウッハッ!ウッハッ!)あ~(パンパン(手拍子2回))ジャージャー
最近のグループ ウリャオイ!ウリャオイ!(発音上はウッハッ!ウッハッ!)(パンパパパンパン(手拍子))しゃーいくぞ!

MIXの変則

最近では、変則的なMIXが流行しています。「可変MIX」「可変三連MIX」「混沌MIX」が代表的な変則MIXですが、このうち、チーム8の『蜂の巣ダンス』では、イントロで「可変MIX」が打たれる場合があります。「可変MIX」は以下のとおりです。

ミョーホントゥスケ!化繊飛除去!ジャージャー!ファイボー!ワイパー!

コール

コールとは、その名のとおりメンバーの名前を呼ぶ行為ですが、広い意味では合いの手も含まれます。

一般的には、Aメロではメンバー名コールBメロではオーイングまたはPPPH(パンパパンヒュー)サビではfufu-fuwafuwaが行われます。

Aメロ

メンバー名コールでは、通常AKB48グループでは「超絶可愛い!〇〇!」と叫びます。一方で、最近のアイドルグループでは、「〇〇、〇〇、おーれーの〇〇!」や「お前が一番、お前が一番、おーれーの〇〇!」と叫ぶのが一般的です。チーム8でもオリジナル楽曲では「〇〇、〇〇、おーれーの〇〇!」を使うことが多くなっています。

Bメロ

かつてのアイドル現場ではBメロにPPPH(パンパパンヒュー)を使うことが一般的でしたが、現在ではオーイングやメンバー名コールを使う方が一般的です。AKB48では、大人数の盛り上がる曲でオーイングを使い、ユニット曲ではメンバー名コールを使います。

AKB48の一般的なオーイングは、「オー、オイ!」と叫び、腕を上げますが、現在の主流は「オー(パンパン(手拍子2回))」です。チーム8は現在の主流を採用し、後者のオーイングを使っています。

サビ

最近のアイドルグループでは、サビ前に「イエッタイガー」と叫ぶことが多いですが、AKB48には浸透していません。ただし、チーム8では「ファイボー!ワイパー!」を使う場合があります。また、『夢へのルート』では間奏で「イエッタイガー!ファイボー!ワイパー!」と叫びます。

サビでは一般的に「fufu-fuwafuwa」と「はーいはい、はいはいはいはい」が使われます。具体的には、「…ふっふー…(パンパン(手拍子2回))ふわふわ…はいせーの、はいせーの、はーいはい、はいはいはいはい…」と叫びます。このうち、手拍子2回と「はいせーの」は最近のトレンドで、AKB48では使われていません。チーム8でも一部の人は手拍子2回と「はいせーの」を使いますが、一般的にまではなっていません。

スポンサーリンク

ケチャ

もともとはバリ島の伝統舞踊「ケチャダンス」を模して、推しを神と崇めるオタ芸の代表格ですが、現在では落ちサビにおいて雰囲気作りのために行われることが一般的です。最近では手を叩くのが一般的で、チーム8でも落ちサビでは手拍子つきのケチャが行われます。

ガチ恋口上

47の素敵な街へ』で使われるガチ恋口上はチーム8の代名詞になっています。地下アイドル現場では一般的なものですが、なじみのない人にとっては奇妙な光景に映ります。ガチ恋口上は2012年に大分のアイドル現場で生まれたとされ、でんぱ組.incなどで使われ普及しました。ガチ恋口上は以下のとおりです。なお、チーム8では「なになに?」は言いません。まれに中野郁海が言う場合があります(ガチ恋口上返し)。

言いたいことが、あるんだよ!(なになに?)
やっぱり◯◯◯は、かわいいよ!(なになに?)
好き好き大好き、やっぱ好き!(なになに?)
やっと見つけたお姫様(なになに?)
俺が生まれてきた理由(なになに?)
それは〇〇に(お前に)、出会うため(なになに?)
俺と一緒に人生歩もう
世界で一番愛してる!
ア・イ・シ・テ・ル!